北海道生物図鑑 管理人が自然探索の際に出会った北海道の生き物の生態写真を図鑑的な写真集としてまとめております。 |
Japonica onoi onoi シジミチョウ科 ミドリシジミ亜科 |
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<特徴・生態> 平地のカシワ林に生息。 別名「カシワアカシジミ」で1990年に日本で25番目に発見されたゼフィルス(ミドリシジミの仲間) アカシジミと同じく、体色は黄橙色で、前翅の表面外縁部に黒色斑紋があり、裏面には白色の線と外縁に橙色の斑紋が並ぶ。 アカシジミと比べ、本種の方が大型で裏面の色調がうすくなることから区別できるが、大きさや色彩に個体差があるため慣れないと区別は容易でない。特に混生する産地では要注意。 成虫は6〜7月に発生し、主に夕刻に活動する。 卵はアカシジミと異なり、若い枝に隠されるように卵塊で産み付けられる。形は饅頭型。 幼虫は緑色で気門部は赤色となるのが特徴で、カシワの葉を食べ成長する。 写真は、カシワの枝を叩いて飛び出してきた個体を撮影。 早朝であったため活性が鈍く、飛んでも直ぐに近くの枝に止まったり、下草の方へ降りてくる個体が多かった。 この産地(カシワ林)では、他のシジミチョウ類に比べ個体数は多い方ではないが、翅が黄橙色のため見間違える事もなく、一番目立つ存在であった。 撮影日:2010/7/8 撮影場所:小樽市 表面 裏面 同じ産地でも大きさや色彩に個体差がある。 卵 卵はカシワの毛などで隠されるため探すのが難しい。 写真の卵は5つの卵塊だが、5つ目は完全に隠されている。 撮影日:2011/2/16 撮影場所:小樽市 卵 撮影日:2011/4/11 撮影場所:小樽市 |