北海道生物図鑑 管理人が自然探索の際に出会った北海道の生き物の生態写真を図鑑的な写真集としてまとめております。 |
Bombus pseudobaicalensis ミツバチ科 |
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<特徴・生態> 平地に生息する草原性のマルハナバチ。 全体的に灰白色の長い毛で覆われ、胸部背面中央部の毛は黒色。 ハイイロマルハナバチと似るが、腹部の縞模様が本種の方が明確で、本種は腹部第2節の側面に黒色の毛がないか少なく、ハイイロマルハナバチは黒色の毛が数十本混じる。 また、本種の雄バチの触角は、各節の片側が強くくびれギザギザしていることで区別できる。 営巣場所は土中や地表で、幼虫の餌は花の蜜や花粉。 写真の個体は土中で越冬中の女王バチで、オサ掘りの際に掘り出した。 マルハナバチ類は越冬場所として、林内や林縁の土盛り・道路脇の法面などの斜面上部で、軟らかい土質で日当たりの良い環境を選ぶようだ。 同じような環境で、エゾトラマルハナバチ、セイヨウオオマルハナバチを掘り出した。 越冬中の女王バチ 腹部第2節の側面に黒色の毛が確認できないのでニセハイイロマルハナバチとした。 撮影日:2010/11/19 撮影場所:千歳市 |
女王バチ |
雄バチ |
働きバチ |