北海道生物図鑑 管理人が自然探索の際に出会った北海道の生き物の生態写真を図鑑的な写真集としてまとめております。 |
Pacifastacus leniusculus trowbridgii エビ綱 エビ目 ザリガニ科 |
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<特徴・生態> 冷水性の河川や湖沼に生息。 1926年にアメリカから食用として移植された。 生息地は当初、摩周湖、阿寒湖、屈斜路湖であったが、徐々に道東の多くの湖沼河川に生息域を広げ、現在では、道北の河川や道央の支笏湖・洞爺湖でも確認されている。 体色はニホンザリガニに似て栗色であるが、形態はアメリカザリガニのように頭胸部先端が細く尖り、ニホンザリガニのように丸みを帯びない。 ニホンザリガニなどの在来種に対する被害の危険性が非常に高いため、2006年2月、外来生物法に基づく特定外来生物に指定された。(許可なく飼育、保管及び運搬はできない) またウチダザリガニは「ザリガニペスト」という病原菌を保有しており、ニホンザリガニが感染すると死んでしまう危険性がある。(人間の食用には問題ない) 「淡水のロブスター」と呼ばれているらしく、フランス料理などに使用され、味も絶品らしい。 阿寒湖では観光名物となっている。 ♂ 撮影日:2017/5/9 撮影場所:旭川市 鉗脚(ハサミ)の股(背面)に白く大きな斑点があるのが特徴。 気性が荒く、ハサミはかなり後方まで振ることができるので、取り扱いには注意が必要。 ♀ 撮影日:2012/7/20 撮影場所:旭川市 ♀頭部正面 撮影日:2012/7/20 撮影場所:旭川市 抱卵している雌 撮影日:2017/5/14 撮影場所:旭川市 |