北海道生物図鑑 管理人が自然探索の際に出会った北海道の生き物の生態写真を図鑑的な写真集としてまとめております。 |
Anser fabalis middendorffii カモ科 |
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<特徴・生態> 日本には本州(南限は滋賀県)には冬鳥として、北海道〜本州北部には春と秋に旅鳥として渡来する大型のガン類。 ユーラシア大陸北部などの亜寒帯の針葉樹林帯で繁殖する。 湖沼や水田、湿地に生息(越冬)。 雌雄共に同色で、背面は灰黒色で白色の羽縁があり、腹面は白色。 嘴は黒く、先端部にオレンジ色の帯模様があるのが特徴。 足はオレンジ色。 日本には他に亜種のヒシクイAnser fabalis serrirostris が渡来する。 亜種ヒシクイに比べると本亜種オオヒシクイは体長が大きく、嘴は薄く長く大きい。 ヒシの実を好んで食べる事が、和名の由来。 撮影場所のウトナイ湖には1羽だけで、オナガガモやオオハクチョウの群れに混じって行動していた。 人馴れしているようで、容易に近づく事ができた。 撮影日:2010/3/27 撮影場所:苫小牧市 嘴のオレンジ色が目立つ。 撮影日:2010/3/27 撮影場所:苫小牧市 |