北海道生物図鑑 管理人が自然探索の際に出会った北海道の生き物の生態写真を図鑑的な写真集としてまとめております。 |
Dendrocopos major japonicus キツツキ科 |
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<特徴・生態> 日本には北海道に留鳥として分布。 低地、低山帯、亜高山帯の明るい樹林に生息する。冬には住宅地の庭や街路樹にも現れる。 単独またはつがいで行動している。 キツツキの仲間ではコゲラの次によく見かける普通種。 羽は黒く、風切羽には白い斑紋がある。 雄の後頭部は赤く染まるが、雌は赤くならないので雌雄の区別は容易。 胸から腹は白く、腹の下と下尾筒は赤い。 亜種アカゲラよりも肩羽の白斑部分が大きく、鮮明な白色となるが区別は難しい。 木の幹に縦にとまり、回りながら上っていく。 くちばしで木をつついて内部にいる昆虫を捕食するが、木の実も食べる。 日本のアカゲラの亜種は、本州・四国にはアカゲラDendrocopos major hondoensis、舳倉島にはハシブトアカゲラDendrocopos major brevirostris が分布する。 北海道には更にキタアカゲラが冬鳥として渡来する。(キタアカゲラは腹部の白色がエゾアカゲラより鮮明となるが区別は困難) 写真の個体は、後頭部が赤くないので雌。 木の幹に設置した金網の餌台(餌は脂身)にやって来た。 撮影日:2010/3/18 撮影場所:札幌市 こちらは雄。後頭部が赤い。 撮影日:2010/3/23 撮影場所:札幌市 雄の背面 撮影日:2010/3/23 撮影場所:札幌市 普通の鳥のように枝に止まることもあるが、キツツキなので少し違和感を感じてしまう。 撮影日:2010/4/2 撮影場所:札幌市 |