北海道生物図鑑
管理人が自然探索の際に出会った北海道の生き物の生態写真を図鑑的な写真集としてまとめております。

エゾホトケ
Lefua nikkonis

コイ目 ドジョウ科 ホトケドジョウ属
分布
北海道・本州(東北北部)
体長 8〜12cm
環境省レッドリスト 絶滅危惧IB類(EN)
北海道RDB 絶滅危惧種 (En)
備考
撮影日
2006/4/29
撮影または採集地 札幌市

<特徴・生態>
湿地帯を流れる細流、灌漑用の溝、湖沼などに生息。

尾鰭の基底に黒色縦条が1本あり、上唇に3対、鼻孔付近に1対の口ひげがある。
雄には側面に黒色縦条が1本ある。(写真個体)

かつて東北に分布する個体は人為的分布と言われていたが、最近の研究で北海道産とは異なるDNA塩基配列であることが判明し、自然分布である事が科学的に支持された。

絶滅危惧種に選定されているが、生息地での個体数は比較的多い。
ただ生息環境は開発などで激減しているので、いつの間にか生息地が消失している可能性がある。


ひげは4対(8本)

頭部が大きく、ドジョウと比べ寸詰まり体型



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