北海道生物図鑑
管理人が自然探索の際に出会った北海道の生き物の生態写真を図鑑的な写真集としてまとめております。

ミシシッピアカミミガメ
Trachemys scripta elegans
ヌマガメ科
分布
北海道・本州・四国・九州・沖縄・小笠原父島(アメリカ南部原産)
体長 280mm
環境省レッドリスト
北海道RDB
備考 要注意外来生物
日本の侵略的外来種ワースト100(日本生態学界)
世界の侵略的外来種ワースト100(IUCN)
撮影日
2006/5/14
撮影または採集地 札幌市

<特徴・生態>
公園の池沼、河川の下流域に生息。

商品名「ミドリガメ」
ペットとして飼育していたものが、遺棄され日本各地で野生化。
成体の体色は濃褐色〜濃緑色で、黄色の斑紋がある。
頭部側面の赤色斑紋が特徴で、和名の由来となっている。
鮮明な緑色をしているのは幼体の時期のみで、成長するにつれ暗色化し斑紋も目立たなくなる。


天気の良い日に、よく甲羅干しをしている姿をみかける。
カメとはいえ、野生化すると警戒心が強くなるので、近づくとすぐに潜ってしまう。
写真の個体は、かなり大きかったが、いつ頃から棲みついたのであろうか?
成体はしばしば見かけるが、幼体は未だに見かけたことはない。北海道は気温が低いので越冬はできるが繁殖は難しいのかもしれない。

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