北海道生物図鑑 管理人が自然探索の際に出会った北海道の生き物の生態写真を図鑑的な写真集としてまとめております。 |
Bufo formosus ヒキガエル科 |
||||||||||||||||||||||||||||||||||||
<特徴・生態> 平地〜低山地に生息。 体中にいぼ状の隆起がある大型のカエル。通称「ガマガエル」 鼓膜の後ろにある耳腺から毒液を分泌し身を守る。 繁殖期以外は陸上生活をしている。 鳴き声は「クッ、クッ、クッ」と大きな体格の割りにはかわいく鳴く。 ニホンヒキガエル B. japonicus の東北日本産亜種とされていたが、2023年に独立種とされた。 ニホンヒキガエルとの外見上の違いはアズマヒキガエルの方が鼓膜は大型で、眼と鼓膜の間の距離よりも鼓膜の直径の方が大きい。 繁殖期に多数の雄が雌を取り合う状況を「蛙合戦」という。 学名の意味は「ハンサムな日本のヒキガエル」 北海道に分布するものは国内移入種で、現在、生息範囲拡大中。 ※ 函館市に生息する個体群を別種の「エゾヒキガエル」とする説があったが、現在はアズマヒキガエルとするのが通説となっている。 雄は、雌に対する執着が強いのか、一度抱きついたらなかなか離さない。 このペアも池の底にいたものだが、網ですくい上げてもこの状態を維持し、決して雌を離すことはなかった。 |
撮影日:2008/4/25 撮影場所:旭川市 |
撮影日:2009/5/13 撮影場所:旭川市 |
撮影日:2009/5/13 撮影場所:旭川市 |
意外に警戒心が強く、近づくと直ぐに潜って逃げた。泳ぎはあまり上手くない。 撮影日:2009/5/13 撮影場所:旭川市 |
卵塊 長いひも状で透明な寒天質の中にたくさんの黒い卵が入っている。 撮影日:2008/4/25 撮影場所:旭川市 |
撮影日:2009/5/13 撮影場所:旭川市 |
黄色みが強い個体 撮影日:2009/5/13 撮影場所:旭川市 |
幼生 オタマジャクシの期間は短く、小さい状態でカエルに変態し、すぐに陸上生活に移行できる。 撮影日:2006/7/1 撮影場所:旭川市 |
撮影日:2011/8/2 撮影場所:江別市 |
幼体 撮影日:2015/8/16 撮影場所:深川市 |