北海道生物図鑑 管理人が自然探索の際に出会った北海道の生き物の生態写真を図鑑的な写真集としてまとめております。 |
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<特徴・生態> 山地の沢沿いや斜面にあるガレ場(岩場)に生息。 地表性で、普段は落葉下や石間に潜んでおり、活発に動き回らない。 殻は暗褐色。薄質で、螺塔は低い。殻表には短い毛列があるのが特徴。 北海道において殻表に細毛を密生するオナジマイマイ科は、タカヒデマイマイとアポイマイマイのみ(アポイマイマイはアポイ岳周辺の固有種) ヒメマイマイにも細毛が密生する地域がある。 特殊な環境に生息するので、普段見かけないカタツムリだが、生息地での個体数は少なくなかった。 ただし、見つけ出すにはコツがいる。 9月に探した時、幼貝は見つかるが、成貝は死殻ばかりで1個体も見つからなかったので、本種の寿命は1年で、幼貝で越冬し、成貝になり産卵すると死んでしまうのではなかと思ったが、飼育下では数年生きることが分かった。 警戒心が強いのか、近づいただけでも殻の中に引っ込んでしまうことが多い。 撮影日:2009/7/22 撮影場所:札幌市 |
軟体の上面は黒みを帯びる。 撮影日:2009/7/22 撮影場所:札幌市 |
稚貝は地表付近の草の葉上にもよく上る。 撮影日:2013/9/18 撮影場所:札幌市 |
落葉に潜んでいる個体 撮影日:2013/9/10 撮影場所:札幌市 |
撮影日:2009/9/9 撮影場所:共和町 |