北海道生物図鑑
管理人が自然探索の際に出会った北海道の生き物の生態写真を図鑑的な写真集としてまとめております。

ハコダテヤマキサゴ
Hemipoma hakodadiense
ヤマキサゴ科
分布
北海道・本州(東北)・佐渡
殻径 約5mm
環境省レッドリスト 東北地方・佐渡島のハコダテヤマキサゴは絶滅のおそれのある地域個体群(LP)
北海道RDB
備考
撮影日
2013/11/24
撮影または採集地 夕張市

<特徴・生態>
平地〜山地に生息。
森林の落葉下や朽木下に多い。北海道では個体数は多いが、本州では希少。
原始的な小型の陸貝で一般のカタツムリとは全く異なる系統に属する。

殻は茶褐色〜暗褐色で、堅く、周縁が鋭く角張る。殻を塞ぐ石灰質の蓋があるのが特徴。
触角は大触角(後触角)1対のみで、先が尖っており、眼は先端ではなく根元にある。


一時撮影のために飼育をしていたが、野菜(キャベツ・白菜・サツマイモ・カボチャなど)を食べず、間もなく衰弱してしまった。生息環境から落葉など半分分解された植物や菌類を食べるのかもしれない。


撮影日:2013/8/21
撮影場所:札幌市


見た目は海の巻貝に似ている。

殻上面


殻側面

殻裏面

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