北海道生物図鑑
管理人が自然探索の際に出会った北海道の生き物の生態写真を図鑑的な写真集としてまとめております。

ツチカニムシ科の一種
Chthoniidae
gen. sp.
ツチカニムシ科
分布
北海道
体長 約2mm
環境省レッドリスト
北海道RDB
備考
撮影日
2010/10/5
撮影または採集地 夕張市

<特徴・生態>
洞窟性のカニムシ。
体色は淡黄褐色で体はやや透けている。
大きく発達した1対の触肢(鋏)と、4対の歩脚があり、毒針のないサソリのような体型にみえる。
頭部にも一対の大型のハサミ(鋏顎)を持つ。
眼はほとんど退化している代わりに全身に感覚毛が生えている。

肉食性で、極小昆虫などを捕食するが、性格は臆病で、何かにぶつかったり危険を感じると飛ぶように後退する。


写真の個体は、メクラチビゴミムシ採集の際、地下浅層の岩盤から掘り出した。
メクラツチカニムシ属Mundochthonius sp.Neochthonius属の一種ではないかと思われる。


体に対してあまりにも大きな触肢(鋏)を持ち上げるように歩いているが、負担にならないのだろうか。
撮影日:2010/10/5
撮影場所:夕張市


撮影日:2010/10/5
撮影場所:夕張市


撮影日:2010/10/5
撮影場所:夕張市


頭部のハサミ(鋏顎)は大型なのが特徴。
撮影日:2010/10/5
撮影場所:夕張市

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