北海道生物図鑑
管理人が自然探索の際に出会った北海道の生き物の生態写真を図鑑的な写真集としてまとめております。

オオウスバカゲロウ
Heoclisis japonica
ウスバカゲロウ科
分布
北海道・本州・四国・九州
体長 幼虫:約20mm(顎を除く) 成虫:40mm
環境省レッドリスト
北海道RDB 希少種 (R)
備考
撮影日
2010/5/3
撮影または採集地 島牧村

<特徴・生態>
平地に生息。
日本産ウスバカゲロウ類で最も大型の種。
成虫は蛾などを捕食し、灯火にも飛来する。

<幼虫>
大型。
体色は、クリーム色で黒の斑紋がある。
砂浜の海浜植物が疎らに生えた場所に生息し、ゴミや流木の下に隠れていることが多い。
すり鉢状の巣穴を作らず地上で餌を待ち伏せし、昆虫やハマダンゴムシなどを捕食する。
危険を察すると、後ずさりながら腹部で穴を掘り、素早く砂の中へ潜ってしまう。


撮影した砂浜は何回も訪れているが、今回初めて確認した。
狭い範囲で2個体を確認できたが、個体数が多いのかは不明。


幼虫の頭部正面
大きく鋭い大顎、扁平な頭部、独特な眼・・・かなりの威圧感がある。


幼虫の腹面

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