北海道生物図鑑
管理人が自然探索の際に出会った北海道の生き物の生態写真を図鑑的な写真集としてまとめております。

ウスバキトンボ
Pantala flavescens

トンボ科
分布
北海道・本州・四国・九州・琉球(世界中の熱帯・亜熱帯・温帯に分布)
体長 45〜52mm
環境省レッドリスト
北海道RDB
備考 恒常的飛来種
撮影日
2005/8/27
撮影または採集地 札幌市

<特徴・生態>
平地〜山地に生息。
全世界の亜熱帯、熱帯、温帯に広く分布し、全トンボ類中最も分布域が広いとされる。

体色は淡黄褐色。雄は成熟すると赤みを帯びる。
後翅が幅広く大きい。複眼が大きいので頭部が全体的に大きくなる。

飛翔能力が高く、南方からどんどん北上し分布を広げながら夏に北海道に飛来する。
幼虫の成長期間が約50日と短いので、この長所を利用して分布域を広げることができるが、幼虫は寒さに弱く、北海道では越冬(定着)できない。

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