北海道生物図鑑 管理人が自然探索の際に出会った北海道の生き物の生態写真を図鑑的な写真集としてまとめております。 |
Nehalennia speciosa イトトンボ科 |
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<特徴・生態> 平地〜低山地の湿地に生息。 高層湿原のようなミズゴケ類、スゲ類が生える環境を好むが、個体数は少なく産地は局地的。 北方系のトンボで、日本では栃木県が南限とされている。 成熟すると雌雄共に胸部と腹部背面が金緑色となるのが特徴で、和名の由来にもなっている。(老熟すると茶褐色に変化する) 写真上は交尾中のカラカネイトトンボ。 胸部の光沢が目立つので、他のイトトンボ類と区別は容易だった。 撮影場所の湿地は本種を普通に見かけることができ、良好な環境を維持しているが、いつ開発され消失してもおかしくない場所にあるので心配。 羽化して間もない未成熟個体 撮影日:2013/6/19 撮影場所:苫小牧市 |