北海道生物図鑑 管理人が自然探索の際に出会った北海道の生き物の生態写真を図鑑的な写真集としてまとめております。 |
Aeschnophlebia longistigma ヤンマ科 |
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<特徴・生態> 平地〜丘陵地の池沼・湿地に生息。 北海道での分布は局地的で、札幌周辺と道南に記録があるのみ。 体色は、地色が鮮やかな緑色をしており、胸部と腹部背面に黒条がある。 雄はやや青みを帯びた緑色で、雌は黄緑色をしている。 他のヤンマと比較してくびれがなく、体型は寸胴。 成虫は6月中旬〜8月まで見られる。 ヨシやガマなどの背丈の高い湿生植物の茂った水辺付近で見られ、草むらを縫うように飛び、高い位置を飛ぶことはほとんどない。 ヤゴは水中の葦などの茎にしっかりと掴まって暮らし、水底にいることはあまりない。 羽化して間もない雄 撮影日:2013/6/19 撮影場所:千歳市 雄の背面 撮影日:2011/6/29 撮影場所:石狩市 雌の背面 撮影日:2011/6/29 撮影場所:石狩市 雄の側面 雄はやや青みを帯びた緑色 撮影日:2011/6/29 撮影場所:石狩市 雌の側面 雌は黄緑色で、脚の腿節が赤褐色を帯びる。 撮影日:2011/6/29 撮影場所:石狩市 複眼 撮影日:2011/6/29 撮影場所:石狩市 |
ヤゴ上面 頭部の形状は逆台形 |
ヤゴ側面 |
ヤゴ正面 |