北海道生物図鑑 管理人が自然探索の際に出会った北海道の生き物の生態写真を図鑑的な写真集としてまとめております。 |
Alpinanoplophilus parvus カマドウマ科 |
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<特徴・生態> 山地に生息。 分布は局地的で、石狩山地・日高山脈・北見山地で確認されている。 体色は赤褐色〜褐色で、無紋や背面に菱形の白紋がある個体など個体変異が多い。 雄の前胸背板は平圧され、1〜2対の浅い横溝がある。 尾肢は黄褐色で内側に弧状に曲がる。ヒダカヒラタクチキウマの尾肢に似るが、本種の方が短く、先端は尖る傾向にある。 雌の産卵器は飴色で、下片の鋸歯は5〜7となる。 写真上の個体は成虫♂で、高山帯の砂礫地の石下から見つけた。 生息地での個体数は多く、1か所から成虫・幼虫共に高密度で出てきたが、生息範囲は狭く限られた。 ヒラタクチキウマ中、最も見つけやすい種のようだが、生息地までの登山が必要。
幼虫 撮影日:2015/8/22 撮影場所:遠軽町 ♂成虫側面 ♀成虫側面 ♀産卵器 下片の鋸歯は5〜7。 ♂尾肢 |
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幼虫 |