北海道生物図鑑
管理人が自然探索の際に出会った北海道の生き物の生態写真を図鑑的な写真集としてまとめております。

エゾコバネササキリ
Conocephalus beybienkoi

キリギリス科
分布
北海道
体長 約20mm
環境省レッドリスト
北海道RDB
備考
撮影日
2017/9/2
撮影または採集地 稚内市

<特徴・生態>
平地の湿地や水路脇の葦原に生息。
道東・道北に局地的に分布する。

体色は緑色〜黄褐色。
翅は短く、雄は腹端くらい、雌は腹部中央を少し越える程度。
後翅は突出しない。
成虫の発生時期は8月中旬〜9月上旬。
ツッツッツッツッジーーーーと鳴く。

撮影個体は、葦原をスイーピングで得たが、網に入ったのは何故か雌ばかりであった。
生息環境は水際を好み、少しでも離れると確認できず、代わりにキタササキリが見られるようになったので、棲み分けしていると思われる。


♂黄褐色型


♂黄褐色型


♂黄褐色型


♀緑色型

♀黄褐色型


♂黄褐色型


♀緑色型


♀黄褐色型


ススキの葉鞘に産卵中(飼育下)


産み付けられた卵(飼育下)




孵化途中


初齢幼虫


孵化から14日後の雌
産卵管が確認できる。


産卵管が伸び、短い翅が確認できる。


終齢幼虫♀


幼虫♂

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