北海道生物図鑑 管理人が自然探索の際に出会った北海道の生き物の生態写真を図鑑的な写真集としてまとめております。 |
Zubovskya parvula バッタ科 |
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<特徴・生態> 高山のお花畑に生息。 体色は緑色で、雄は複眼後方から尾端まで黒側条があり、雌は短く尾端まで達しない個体が多い。 サッポロフキバッタと似ており標高差で棲み分けされているが、一部混生している場所もある。本種はやや小型で、鼓膜は痕跡的で無翅であることで区別できる。 北海道RDBでは希少種に選定されているが、産地での個体数は多い。 成虫は8月〜10月初旬まで見かけることができる。 写真上は雄。 撮影場所は産地の中では低標高であるためかサッポロフキバッタと混生していた。 本種かと疑いもせず撮影していたが、画像を確認すると翅のある個体がいたので、以降、撮影の度に画像を確認しなくてはならなくなった。 慣れてくると、本種の体色は明暗部の差が明瞭で、サッポロフキバッタは全体的に暗くぼやけていることが分かり、確実性はないが画像確認しなくても区別できるようになった。 ♀ |
♂背面 |
♀背面 |
<サッポロフキバッタ Miramella sapporensis との比較> |
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Miramella sapporensis ♂後胸部側面 短翅があり、鼓膜は発達している |
Zubovskya parvula ♂後胸部側面 無翅で、鼓膜は痕跡的 |
Miramella sapporensis ♂尾端側面 尾肢は短い |
Zubovskya parvula ♂尾端側面 尾肢は長い |