北海道生物図鑑 管理人が自然探索の際に出会った北海道の生き物の生態写真を図鑑的な写真集としてまとめております。 |
Nicagus japonicus |
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<特徴・生態> 河川の上流〜中流域の細かい砂が堆積して多くの流木が埋まっている河川敷に生息。 石狩川河口付近にも生息地がある。 体色は黒褐色で、乳白色の毛で覆われており、雄の方が毛深いため体色が明るく見える。 雄の触角は、雌に比べ発達しており大きい。 大顎は発達していないのでコガネムシの一種に見える。 触角もクワガタムシ科の多くに見られるタイプと異なり、触角第一節が湾曲せず先端の3節が太く球桿部を形成しているのが特徴。 北海道では5月中旬〜6月中旬の短い時期に成虫が活動し、雄は風の弱い晴れた日中に砂だまり付近を飛びまわる。 樹液には集まらない。 最近は護岸工事などで生息地が減少している。 お世辞にもクワガタムシに見えない。 過去にコブスジコガネ科やマグソクワガタ科など分類が混乱していたが、幼虫の形態がクワガタムシ科の特徴を備えるためクワガタムシ科に分類されることになった。 (また変更されるかもしれないので安心できない・・・) |
♂ 撮影日:2016/6/21 撮影場所:石狩市 ♀
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