北海道生物図鑑
管理人が自然探索の際に出会った北海道の生き物の生態写真を図鑑的な写真集としてまとめております。

ゲンゴロウモドキ
Dytiscus dauricus

ゲンゴロウ科
分布
北海道・本州
体長 30〜36mm
環境省レッドリスト
北海道RDB
備考
撮影日
2006/6/26
撮影または採集地 札幌市

<特徴・生態>
平地〜山地の池沼に生息。山地に多い。

(ナミ)ゲンゴロウに似ているが、やや小さく細身。
雄の前脚の「ふ節」は吸盤状になっており、雌は普通。
雌の前翅には深い縦じわ(条溝)があるのが特徴であるが、条溝のない個体も存在する。
上翅条溝の有無の割合は生息地によって異なる。
大型のゲンゴロウの割には寿命は短く、2年前後。

札幌近郊の山地では比較的簡単に見つけることができる普通種で、写真の個体は山道脇にある小さな池に生息していた。
数回この場所に通ったが網に入るのは、雄が多かった。
平地では(ナミ)ゲンゴロウと混生している場所もある。





♀(条溝あり)

♀(条溝なし)





交尾中

腹先に交尾栓が付着した交尾後の雌。
冬も近いのに交尾をしていた。
撮影日:2007/11/9
撮影場所:札幌市


若令幼虫


終齢幼虫

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