北海道生物図鑑 管理人が自然探索の際に出会った北海道の生き物の生態写真を図鑑的な写真集としてまとめております。 |
Nebria shibanaii オサムシ科 |
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<特徴・生態> 亜高山帯〜高山帯に生息。 雪渓の周辺など冷涼で多湿な環境の石の下で見かける。 体色は黒色で、大雪山に分布する基亜種Nebria shibanaii shibanaii は上翅に藍色〜緑色の弱い光沢があり、日高山脈に分布する亜種Nebria shibanaii sakagutii は上翅の光沢が赤紫色となり、知床半島に分布する亜種Nebria shibanaii shiretokoana は全体的に黒色となる傾向にある。 体型は平たく、前胸背は心臓形で後方に強くくびれる。上翅の条線は明瞭。
Nebria shibanaii shibanaii (大雪山亜種)の側面 撮影日:2013/7/29 撮影場所:上川町 |
Nebria shibanaii shibanaii (大雪山亜種)の正面 |
後翅は退化しており、痕跡が残る程度。 |
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ヒダカマルクビゴミムシと呼ばれる日高山脈亜種Nebria shibanaii sakagutii 基亜種同様、北海道RDBで希少種に選定されている。 冷涼で多湿な環境を好むが、ガロアムシやメクラチビゴミムシよりは日当たりがよく、やや乾燥した環境で多く見られた。 撮影日:2015/6/8 撮影場所:浦河町
日高山脈ではNebria shibanaii shibanaii (左)とNebria shibanaii sakagutii (右)の両亜種が混生するが、日高山脈亜種の方が圧倒的に個体数が多かった。(写真の個体はどちらも日高山脈産) シレトコマルクビゴミムシと呼ばれる知床亜種Nebria shibanaii shiretokoana 基亜種同様、北海道RDBで希少種に選定されている。 全体的に黒色で、他亜種に見られる金属光沢がない。 沢の水際にある石の下で、たくさん見かけた。 撮影日:2018/6/9 撮影場所:斜里町
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