北海道生物図鑑
管理人が自然探索の際に出会った北海道の生き物の生態写真を図鑑的な写真集としてまとめております。

ヒメクロシデムシ
Nicrophorus tenuipes
シデムシ科
分布
北海道・本州(中部以北の高地)
体長 14〜23mm
環境省レッドリスト
北海道RDB
備考
撮影日
2010/8/4
撮影または採集地 札幌市

<特徴・生態>
山地に生息。
体色は全身黒色。
前胸背板には明瞭な十字型の溝がある。
クロシデムシに似るが、本種は小型で、後脚の脛節は湾曲しない。
上翅は短く、腹部がはみ出している。

夜行性で、幼虫、成虫ともに動物の死肉を食べる。
モンシデムシの仲間で、この仲間は特に哺乳類や鳥類の腐敗した肉に集まる。

写真の個体は、山地のトンネル内で見つけたが、トンネル内の外灯に誘引されたのか、外灯に飛来した蛾などの昆虫を狙ってやって来たのかは不明。


モンシデムシの仲間は
上翅が短いが、よく飛び、広範囲の移動が可能。
地面を徘徊するのではなく、飛んで腐敗臭から餌を探すタイプ。
撮影中も油断すると飛んで逃げようとする。


ニセコ産

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