北海道生物図鑑
管理人が自然探索の際に出会った北海道の生き物の生態写真を図鑑的な写真集としてまとめております。

エゾハンミョウモドキ
Elaphrus sibiricus
オサムシ科
分布
北海道
体長 8〜9mm
環境省レッドリスト
北海道RDB
備考
撮影日
2011/8/13
撮影または採集地 上川町

<特徴・生態>
平地〜山地の水辺湿地に生息。
日本では北海道のみ分布するが産地は局地的。

体色は濃緑色で光沢が強く、光の角度によっては金緑色に輝き美しい。
複眼が大きく突出し、触角は短い。
上翅には青色の眼状紋があり、深くて丸い溝で囲まれる。

成虫は5〜9月に見られ、日中に湿地の地面を歩き回る。


ヒメハンミョウモドキと比べひと回り大型で、エメラルドにサファイアを埋め込んだような美しさがある本種を見つけたときは興奮した。
ヒメハンミョウモドキに対して本種の個体数はかなり少ないので、探し出すのは難しい。


撮影日:2013/7/22
撮影場所:上川町


撮影日:2013/7/22
撮影場所:上川町


交尾中








エゾハンミョウモドキの生息する環境
地面は泥質で、スゲやトクサなどが生える開けた湿地。
ヒメハンミョウモドキは湿地の日当たりのよい泥裸地を好んで活動しているが、本種はやや木陰や比較的下草が多い直射日光の当たらない環境で見られた。

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