北海道生物図鑑
管理人が自然探索の際に出会った北海道の生き物の生態写真を図鑑的な写真集としてまとめております。

ポプラハムシ
Chrysomela tremulae

ハムシ科
分布
北海道
体長 8.5〜10mm
環境省レッドリスト
北海道RDB
備考
撮影日
2017/8/5
撮影または採集地 上川町

<特徴・生態>
山地に生息。
日本では北海道のみに分布。

体色は頭部・前胸背部・肢・触角は光沢のある黒色、上翅は赤褐色。
ドロノキハムシと酷似しており、食草が同じで、しかも混生しているので大変紛らわしいが、本種はやや小型で前胸背板の側縁がほぼ平行なことで区別できる。
ドロノキハムシと比べて、産地は局地的で個体数は少ない。
成虫の生存期間が長く、卵〜成虫までのステージが同時に見られる。

幼虫・成虫ともに食草は、ドロノキ・ポプラ・ヤマナラシなどのヤナギ類とあるが、わたしはドロノキ以外で見かけた事がない。





撮影日:2017/8/5
撮影場所:上川町


撮影日:2017/7/29
撮影場所:上川町


<ドロノキハムシ Chrysomela populi との違い>

Chrysomela tremulae
前胸背板の側縁はほぼ平行。


Chrysomela populi
前胸背板の側縁は湾曲する。

Chrysomela tremulae
交尾器(上面)
先端部が幅広になる。


Chrysomela tremulae
交尾器(側面)

Chrysomela populi
交尾器(上面)

Chrysomela populi
交尾器(側面)

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