北海道生物図鑑
管理人が自然探索の際に出会った北海道の生き物の生態写真を図鑑的な写真集としてまとめております。

ミヤマヨモギハムシ
Chrysolina porosirensis
ハムシ科
分布
北海道
体長 7〜8mm
環境省レッドリスト
北海道RDB 希少種 (R )
備考 北海道固有種
撮影日
2010/8/30
撮影または採集地 新冠町

<特徴・生態>
高山地に生息。
主に大雪・日高以東に分布する。

体色は光沢のある銅色で、緑色・藍色・紫色などを帯びる。
上翅表面には網目状印刻を装わない。
雄の交尾期先端は錨状に広がり、雌の腹端には鉤状のフック型突起を持つのが特徴。

夜行性。
食草は、フキ、ミヤマアキノキリンソウ、ユキバヒゴタイ、ナガバキタアザミなど。

写真の個体は交尾中のペアで、ハンゴンソウの葉上で見られた。
高山帯に生息するハムシだが、海岸付近の低地でも見られる場所があり、高山帯の個体と比べ大型となる。


左:♂ 右:♀





♂(亜高山産)


♀(亜高山産)

♂(低地産)

♀(低地産)


雄の交尾器(上面)
交尾期の先端が錨状に広がるのが特徴。


雄の交尾器(側面)


雌の腹端には鉤状のフック型突起を持つ。

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