北海道生物図鑑 管理人が自然探索の際に出会った北海道の生き物の生態写真を図鑑的な写真集としてまとめております。 |
Prasocuris phellandrii ハムシ科 |
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<特徴・生態> 平地の池沼・湿地、水路などに生息。 日本では北海道のみに局地的に分布するが、生息地での個体密度は高い。 体色は光沢のある黒色で、前胸背部側縁部と各上翅の中央部と側縁部に黄橙色の縦帯があり、上翅の縦帯は各翅端で繋がる。 脛節の大部分と腿節の基部付近は黄橙色。 幼虫、成虫ともに食草はドクゼリ。 ドクゼリに依存しており、産卵はドクゼリの茎中に卵を産み付け、蛹化はドクゼリの茎の中で行う。 新成虫は水中の泥中で越冬する。 日本では1990年代前半に分布が確認された新しい種。
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越冬成虫 撮影日:2022/5/15 撮影場所:江別市 |
交尾 撮影日:2022/5/15 撮影場所:江別市 |
産卵痕 ドクゼリの茎に穴を開けてその中に卵を産み付ける。 撮影日:2022/5/15 撮影場所:江別市 |
ドクゼリの内壁に産み付けた卵 5〜7個を産み付ける。 撮影日:2022/5/15 撮影場所:江別市 |
ドクゼリの葉上の幼虫 撮影日:2021/7/1 撮影場所:江別市 |
蛹化が近くなると、幼虫はドクゼリの茎に穴を開けて内部に侵入する。 |
茎の内部に入り込んだ幼虫 |
茎の中でぶら下がって蛹化する。 |
蛹(背面) |
羽化した新成虫 蛹化期間は約5日 |
水中で越冬中の成虫 |