北海道生物図鑑
管理人が自然探索の際に出会った北海道の生き物の生態写真を図鑑的な写真集としてまとめております。

サメハダハマキチョッキリ
Byctiscus
(Byctiscus) rugosus
オトシブミ科
分布
北海道・本州(北部)
体長 5.5〜7.5mm
環境省レッドリスト
北海道RDB
備考
撮影日
2019/6/2
撮影または採集地 士別市

<特徴・生態>
山地に生息。
北方系のオトシブミで、本州では少ないが北海道での個体数は多い。
体色は光沢のある緑色〜青緑色。
ドロハマキチョッキリと似るが、本種の肢は赤みを帯び、上翅の点刻が粗く、光沢が強い。

ドロノキ、ポプラ、リンゴ、オオバヤナギの葉に集まり揺籃を作るらしいが、わたしはドロノキでしか確認したことがない。
揺籃は巻きやすい若葉を選ぶ傾向にあり、成長しきった葉は硬いため揺籃作成に適していない。
そのため時間が経った揺籃がある木は、揺籃の数が多くても成虫がいないことが多い。


撮影日:2019/6/2
撮影場所:士別市









ドロノキの葉にて揺籃作成中
撮影日:2017/6/13
撮影場所:士別市


ドロノキの葉に作られた揺籃
撮影日:2017/6/6
撮影場所:愛別町

揺籃の中に産み付けられた卵
撮影日:2017/6/6
撮影場所:愛別町

幼虫

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