北海道生物図鑑 管理人が自然探索の際に出会った北海道の生き物の生態写真を図鑑的な写真集としてまとめております。 |
Aromia moschata orientalis カミキリムシ科 |
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<特徴・生態> 平地〜低山地に生息。 日本では北海道のみに分布する大型のカミキリムシ。 7月中旬〜8月にポプラ、ドロノキ、ヤマナラシなどのヤナギ類の生木で見られる。 頭部は黒色で青色の金属光沢があり、前胸背部は朱色、上翅は光沢のある緑色で、特徴的な体色となっている。美麗種として人気がある。 ジャコウカミキリが属するアオカミキリ属は芳香を出す小孔を持っており、捕まえると独特の芳香臭を放つ。(霧状に噴霧し、香りは辺りに充満するほど強い) その香りは麝香(ムスク)に似るため名前の由来となっているが、実際嗅いで見ると柑橘系の清涼感のある香りでオサムシのように不快感はない。
ヤナギの高い位置の枝より、目線から下の幹に多く見られる。曇りの日や気温の低い日は、根元あたりに隠れている。 石狩川河口付近の河畔林(ヤナギ類)では、個体数は多い。 頭部正面 前胸背部の朱色は、標本にすると色褪せてしまう。 側面 撮影日:2011/8/2 撮影場所:江別市 |
撮影日:2010/8/2 撮影場所:上川町 |
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脱出孔と思われる穴 撮影日:2009/8/3 撮影場所:江別市 |
撮影日:2009/8/3 撮影場所:江別市 |