北海道生物図鑑
管理人が自然探索の際に出会った北海道の生き物の生態写真を図鑑的な写真集としてまとめております。

セダカオサムシ
Cychrus morawitzi
オサムシ科
分布
北海道・本州(岩手県)
体長 約14mm
環境省レッドリスト
北海道RDB
備考
撮影日
2007/8/13
撮影または採集地 苫小牧市

<特徴・生態>
平地〜山地に生息。
日本で唯一分布するセダカオサムシ族。

体色は黒色で、弱い暗銅光沢がある小型のオサムシ。
前胸背板は心臓形で、腹部が膨らんでいるのが特徴。
翅は、多くのオサムシ同様、退化していて飛ぶことはできない。
幼虫、成虫ともに小型のカタツムリを捕食する。

本州産は岩手県宮古市にのみ生息しており、北海道産と比較してDNAが異なるため亜種イワテセダカオサムシCychrus morawitzi iwatensis とされる。


札幌市産
札幌周辺の個体は亜種サッポロセダカオサムシCychrus morawitzi sapporensis とされている。


(左:浦河町産、右:札幌市産)
原色日本甲虫図鑑によると日高南部個体は大型で上翅は長卵形になるらしい。
上翅の条線も日高産は長くつながっているが、札幌産は細かく途切れてコブ状になっている。


側面(札幌市産)


正面(札幌市産)

土中で越冬
撮影日:2015/4/13
撮影場所:千歳市

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