北海道生物図鑑
管理人が自然探索の際に出会った北海道の生き物の生態写真を図鑑的な写真集としてまとめております。

エゾアカガネオサムシ
Carabus granulatus yezoensis
オサムシ科
分布
北海道
体長 21〜25mm
環境省レッドリスト
北海道RDB
備考 北海道固有亜種
撮影日
2013/4/14
撮影または採集地 苫小牧市

<特徴・生態>
平地〜山地に生息。
アカガネオサムシの北海道亜種。
体色は主に全身黒色だが、銅色や緑銅色を帯びた個体もいる。
上翅には列状に凸凹した模様がある。

個体数が多く、北海道では最もよく見かけることができるオサムシ。
山地の路上を歩いていたり、側溝に入り込んでいることも多い。
幼虫、成虫ともに小昆虫やミミズを捕食する。


写真上の個体は、オサ掘りで掘り出した越冬中の個体。


千歳市産♂

共和町産♀


交尾中

湿原付近のシダ類の葉上で日向ぼっこ
撮影日:2009/6/9
撮影場所:千歳市


卵(飼育個体が産卵)
約3mm


孵化した幼虫
2006/6/21

<越冬>
朽木内または土中で越冬する。
朽木があれば、優先的に選ぶように思える。
条件として、雪解けによる水没がない場所を好むため、朽木は地面から出ており、クワガタなどの幼虫が掘った穴がある湿った軟らかい材で、土中の場合は土盛りや斜面の上部で、軟らかな土質を好む。

朽木内でまとまって越冬
撮影日:2010/5/1
撮影場所:石狩市


朽木内で越冬していた個体
撮影日:2010/5/1
撮影場所:石狩市

土中で越冬していた個体
撮影日:2010/11/26
撮影場所:苫小牧市

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