北海道生物図鑑
管理人が自然探索の際に出会った北海道の生き物の生態写真を図鑑的な写真集としてまとめております。


ゲンゴロウ科
最も水中生活に適した進化をした昆虫のひとつ。
卵形で流線型。後脚は平たく、毛のふさがあり、オールのように漕いで泳ぐ。
上翅の下に空気を蓄えることができるので、長時間の潜水も可能。


ヨツボシクロヒメゲンゴロウ
Ilybius chishimanus
体長:10.5mm前後 撮影日:2006/5/25
撮影場所:札幌市
分布:北海道
山地の湿地に生息。
国内の分布は北海道のみ。

他のゲンゴロウより背高が高く、ガムシのような体型なので、ちょっと泳ぎが下手にみえる。


前翅のふちに黄色斑が4つあるのが特徴。

シマチビゲンゴロウ
Potamonectes simplicips
体長:約5mm 撮影日:2006/6/3
撮影場所:札幌市
分布:北海道・本州
渓流に生息する小型ゲンゴロウ。
前翅に黄白色の斑紋と縦縞がある。
カゲロウやカワゲラの幼虫のように流れのある場所ではなく、岸付近の流れが緩やかな場所で見つかる。



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