北海道生物図鑑
管理人が自然探索の際に出会った北海道の生き物の生態写真を図鑑的な写真集としてまとめております。


シデムシ科
シデムシ類は体は平たく、首は細く、触覚の先端は太いのが特徴。
また、死んで腐った動物を食べて清掃する腐食性の昆虫として、自然界の重要な構成員である。


クロヒラタシデムシ
Phosphugo atrata
体長:15〜17mm 撮影日:2006/6/11
撮影場所:札幌市
分布:北海道・本州(北部)
平地〜山地に生息。
普通種。
写真では分かりづらいが、頭部は細長く突き出している。
朽木内を好んで越冬する。



ハネカクシ科
上翅は短く腹部がはみ出ているが、飛ぶことはできる。
特にキノコに集まるタイプは、危険が迫ると素早く飛んで逃げることができる。


ダイミョウハネカクシ
Staphylinus daimio
体長:16〜18mm 撮影日:2007/6/14
撮影場所:札幌市
分布:北海道
山地の落葉下に生息。
北海道のみに分布している。
体色は黒色で、脚と前翅は暗赤色をしており、腹部には金色毛の斑紋がある。
札幌近郊では特に個体数が多い。
学名にもdaimio (大名)の名のある。

写真は交尾しているダイミョウハネカクシで右が雄、左が雌。

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