北海道生物図鑑 管理人が自然探索の際に出会った北海道の生き物の生態写真を図鑑的な写真集としてまとめております。 |
Araschnia levana タテハチョウ科 タテハチョウ亜科 |
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<特徴・生態> 平地〜山地の林道や草地に生息。 日本では北海道のみ分布する。 春型と夏型があり、体色は全く異なる。 春型は地色が赤橙色で黒色の斑紋があり、夏型は地色が黒色で白色の帯状斑紋があり、イチモンジチョウに似た体色となる。 幼虫の食草は、エゾイラクサ、ホソバイラクサ。 近似種にサカハチチョウがおり、夏型では以下の違いで区別できるが、春型はかなり紛らわしい。 ◆サカハチチョウ:前翅の下の白帯(春型は赤橙色の帯)が内縁とほぼ垂直となり、斑紋を延長すると上の白帯(春型は赤橙色の帯)と明らかに交差する。赤橙色斑紋が多い。(写真@参照) ◆アカマダラ:下の白帯(春型は赤橙色の帯)がやや傾き、上の白帯(春型は赤橙色の帯)とほぼ平行に走る。赤橙色斑紋がほどんどない。(写真A参照)
夏型♀ 撮影日:2010/7/31 撮影場所:恵庭市 夏型♀ 撮影日:2010/7/31 撮影場所:恵庭市 本種は今まで注目していなかったが、よく観察するとサカハチチョウと思っていた個体が本種であることがしばしばあった。 サカハチチョウより個体数は明らかに少ないが、注意すれば意外と見つかる。 飛翔した状態だと区別は困難(特に春型は)なので、訪花などで静止するのを狙うか、捕まえて確認するしかないだろう。 |
夏型♀ 撮影日:2010/8/2 撮影場所:上川町 |
夏型♂ 撮影日:2010/9/2 撮影場所:夕張市 |
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春型♂表面 |
春型♂裏面 |
夏型♀表面 |
夏型♀裏面 |