北海道生物図鑑 管理人が自然探索の際に出会った北海道の生き物の生態写真を図鑑的な写真集としてまとめております。 |
Lopinga achine jezoensis タテハチョウ科 ジャノメチョウ亜科 |
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<特徴・生態> 平地〜山地に生息。(本州では山地〜高山帯に生息する) 林縁や湿地周辺、草原などやや薄暗い環境で見られる。 北海道亜種Lopinga achine jezoensis 利尻島亜種Lopinga achine oniwakiensis 本州亜種Lopinga achine achinoides がある。 翅の表面と裏面は茶褐色で、外縁付近に白帯と蛇の目模様(眼状紋)があるのが特徴。 眼状紋は、黄褐色の縁取りがあり内側は黒色で、裏面の斑紋には中心部に白色点があるのが普通。 前翅には5個、後翅には6個ほどあり、裏側の方が目立つ。 成虫は6月中旬〜7月に発生。 幼虫の食草は、ヒカゲスゲ、ショウジョウスゲなどのカヤツリグサ科。 和名の由来は、翅の裏面にある蛇の目模様が目立つから。 珍しい種類ではないが、クロヒカゲやオオヒカゲに比べたら個体数は少ない。 北海道亜種は、本州亜種と比べて後翅裏面の白帯が広いのが特徴。 撮影日:2010/7/18 撮影場所:苫小牧市 |
表面 |
裏面 |