北海道生物図鑑 管理人が自然探索の際に出会った北海道の生き物の生態写真を図鑑的な写真集としてまとめております。 |
Vacciniina optilete daisetsuzana シジミチョウ科 ヒメシジミ亜科 |
||||||||||||||||||||||||||||||||||||
<特徴・生態> 高山帯(大雪山系・日高山脈など)や低地帯では湿原(根室半島)に生息する北方系の蝶。 「氷河期の生き残り」といわれている。 雄は翅が青紫色で黒色の縁取りがあり、外縁には白色の縁取りが一番外側にある。 雌は全体的に翅が灰褐色で地味。 翅裏側は雌雄同色で、地色は灰色、黒斑紋と外縁付近に橙色斑紋がある。 成虫は7月上旬〜8月にかけて発生し、風が弱く晴れて穏やかな日は活発に飛び回り、日が陰ると飛ばなくなる。これは本種のみならず高山蝶の特徴。 幼虫の食草はコケモモ、ガンコウラン、クロマメノキで、幼虫で越冬する。 1972年に国の天然記念物に指定されており、採集はできない。 ♂ 撮影日:2010/7/11 撮影場所:上川町 |
♂ 撮影日:2010/7/11 撮影場所:上川町 |
♀ 撮影日:2010/7/11 撮影場所:上川町 |
撮影日:2010/7/11 撮影場所:上川町 |