北海道生物図鑑 管理人が自然探索の際に出会った北海道の生き物の生態写真を図鑑的な写真集としてまとめております。 |
Grammia quenseli daisetsuzana ヒトリガ科 |
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<特徴・生態> 高山帯に生息する高山蛾。 北極圏に分布する周極種で、本亜種は大雪山の高山帯のみに分布する。 頭部〜胸部、前翅は橙色を帯びた白色と黒の縞状斑紋で、後翅は淡橙色の地色に黒色斑紋がある。 一見派手で美しいが、高山植物が生える砂礫地では保護色となっている。 成虫は6月下旬〜7月に発生。 昼飛性で、頻繁に飛ばず地面を歩き回ることが多い。 幼虫は、キバナシャクナゲ、チシマツガザクラの葉を食べて成長する。 撮影日:2010/7/11 撮影場所:上川町 写真中央に本亜種がいるが、しっかりと保護色になっている。 動き回らなかったら、発見が困難だろう。 撮影日:2010/7/11 撮影場所:上川町 |
幼虫 石の下に隠れていた。 撮影日:2015/8/22 撮影場所:遠軽町 |
幼虫 イワブクロの葉を食べていた。 撮影日:2019/7/19 撮影場所:遠軽町 |