北海道生物図鑑
管理人が自然探索の際に出会った北海道の生き物の生態写真を図鑑的な写真集としてまとめております。

ヤママユ
Antheraea yamamai ussuriensis

ヤママユガ科
分布
北海道
開張 95〜110mm
環境省レッドリスト
北海道RDB
備考 北海道固有亜種
撮影日
2009/8/31
撮影または採集地 むかわ町

<特徴・生態>
山地に生息する大型の蛾。
ヤママユは北海道〜沖縄まで分布するが、北海道産は別亜種とされる。
翅の色は黄褐色〜暗褐色で、個体変異が多い。前後翅の中央に眼状紋がある。
雄の触角は羽毛状、雌は細長く両櫛歯状(写真の個体は雄)

幼虫はコナラ、クリ、カシワなどのブナ科やリンゴ、サクラなどのバラ科の葉を食べる。
繭からは天蚕糸がとれる。

成虫は夜間に灯火に飛来する。
写真の個体も外灯に飛来してきたもので、バタバタと重たそうに飛び回り、しばらくして疲れたのか墜落するように地面に落ちてきたものを撮影した。

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