北海道生物図鑑
管理人が自然探索の際に出会った北海道の生き物の生態写真を図鑑的な写真集としてまとめております。

オナガミズアオ
Actias gnoma

ヤママユガ科
分布
北海道・本州・九州
開張 約80〜90mm
環境省レッドリスト 準絶滅危惧(NT)
北海道RDB
備考
撮影日
2009/7/7
撮影または採集地 札幌市

<特徴・生態>
平地〜山地に生息。
オオミズアオと外見が似ており区別は難しいが、個体数はオオミズアオに比べ少ない。
オオミズアオ同様、灯火によく飛来する。

幼虫はハンノキ、ヤシャブシの葉を食べる。
(オオミズアオの幼虫は、ミズナラなどのブナ科、バラ科、カバノキ科、キハダなどの葉を食べる。)


撮影日:2011/6/7
撮影場所:真狩村


撮影日:2011/6/7
撮影場所:真狩村

<オナガミズアオとオオミズアオの違い>

オナガミズアオ

オオミズアオ
触角:オナガミズアオは黄緑色がかっており、オオミズアオは黄褐色。

後翅の眼状紋:オナガミズアオ(左)は斑紋が大きく外側に広がり、オオミズアオ(右)は斑紋が小さい傾向にある。

翅:前翅頂はオナガミズアオ(左)の方が鋭く尖り、特に雄が顕著。オオミズアオ(右)は丸みを帯びる
色はオナガミズアオの方が青味がかっており、オオミズアオの方が黄緑味ががる傾向がある。

体長:一般にオナガミズアオの方が小型だが判断が難しい。
後翅の尾状突起:オナガミズアオの方が長い傾向にある。
外横線:オナガミズアオは直線的又はやや弓なりになっており、オオミズアオは波状になる。

注:両種共に色彩や翅の形状など個体変異があるので、総合的に特徴を照らし合わせて判断した方がいい。

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