北海道生物図鑑 管理人が自然探索の際に出会った北海道の生き物の生態写真を図鑑的な写真集としてまとめております。 |
Actias aliena ヤママユガ科 |
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<特徴・生態> 平地〜山地に生息。 かつて北海道に生息する個体は本州産 Actias aliena aliena の亜種Actias aliena sjoeqvisti とされていたが現在シノニムとされている。 翅が青白色で前翅前縁部から胸部にかけてピンク色の直線がある。 初夏に外灯によく飛来する。はげしく飛翔するので翅が痛み、完全な個体は珍しい。 幼虫は、ミズナラなどのブナ科、バラ科、カバノキ科、キハダなどの葉を食べる。 近似種でオナガミズアオがおり、オオミズアオに比べ翅の斑紋が外側に大きく広がるなどの違いがあるが区別は難しい。 (オナガミズアオの幼虫はハンノキ属の葉を食べる) オオミズアオ頭部正面アップ 写真の個体は雄で、雄の特徴は触角のクシの部分が長く広がっている。 外灯に飛来して、朝まで地面に残ってしまったオオミズアオは、カラスなど鳥類の餌となってしまうか車に轢かれてしまう運命。 |
幼虫 撮影日:2010/8/6 撮影場所:千歳市 |
触って刺激すると、上半身を持ち上げ、カチカチと音をたてて威嚇する。 撮影日:2010/8/6 撮影場所:千歳市 |
蛹化前の幼虫 蛹化前は赤褐色に変色する。 撮影日:2007/9/1 撮影場所:苫小牧市 |