北海道生物図鑑 管理人が自然探索の際に出会った北海道の生き物の生態写真を図鑑的な写真集としてまとめております。 |
Luehdorfia puziloi yessoensis アゲハチョウ科 |
||||||||||||||||||||||||||||||||||||
<特徴・生態> 低山地に生息。 ヒメギフチョウは本州では東北地方や中部地方の山地に生息するが、北海道のものは別亜種でエゾヒメギフチョウと呼ばれる。 しかも分布は局地的で道央・道北・道東に散在している。 早春に発生し、カタクリなどに訪花している姿をよく見かける。 幼虫の食草はオクエゾサイシン。 カタクリに訪花 撮影日:2011/5/9 撮影場所:鷹栖町 枯れ草で覆われた地面に止まると、保護色となって見つけづらくなる。 撮影日:2011/5/9 撮影場所:鷹栖町 撮影日:2011/5/9 撮影場所:鷹栖町 交尾中 撮影日:2010/5/14 撮影場所:鷹栖町 ♀ 交尾した雌は、腹部先端に硬い「交尾板(受胎嚢)」をつけている。これは雄が、交尾した雌が他の雄と交尾できないようにするために、自分の粘液で作った殻を雌の腹部先端につけるもの。 |
表面 |
裏面 |
卵は葉の裏に数個まとめて産み付けられる。 真珠のように美しい。 撮影日:2010/5/14 撮影場所:鷹栖町 |
撮影日:2009/5/13 撮影場所:鷹栖町 |
若齢幼虫 撮影日:2017/5/28 撮影場所:鷹栖町 |
体長10mmほどの幼虫 撮影日:2017/06/6 撮影場所:鷹栖町 |
体長15mmほどの幼虫 気門下隆起紋(黄斑)があるのが特徴で、ギフチョウの幼虫にはない。 撮影日:2009/06/30 撮影場所:鷹栖町 |
体長25mmほどの幼虫 撮影日:2017/06/18 撮影場所:鷹栖町 |
アゲハチョウの仲間なので、幼虫を刺激すると臭角を出す。 |
幼虫の食草「オクエゾサイシン」 |
蛹側面 撮影日:2017/06/26 撮影場所:鷹栖町 |
蛹上面 体長は17mmで、意外に小さい。 |
蛹正面 |
丸まった落ち葉を簡素な糸で固定し、その中で蛹化。 |