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北海道産ガロアムシは現在、「石狩山地産のエゾガロアムシ」「夕張山地産のオナガエゾガロアムシ」「日高山脈産のオオエゾガロアムシ」「北見山地及び天塩山地産」の4つのグループに分けられ(2022)、それぞれ形態に特徴がみられる。 例外もあり、今後の調査で、特徴などの内容に変更がある可能性があります。 各山地は他の山地と一部繋がっているため、どの地点から種が変わるかは不明。移行帯の存在や混生または棲み分けも考えられる。
体長は小型で、産地によって15〜17mm(西側)、17〜20mm(東側)とばらつきがある。 特に雄の体長は小型。 尾毛(尾肢)の節数は8〜9節。 ※ 尾毛(尾肢)基部の亜分節を1節として数える説もあるが、ここでは2節として扱っております。 尾毛第1節と第2節を分ける関節部は不完全で、1節とするか2節にするかについては見解が分かれ、今後解決すべき問題。 上の写真も第1節中央に不完全で弱いくびれとその両側に剛毛があるので2節に分けるのか悩みどころ。
体長は17〜19mmで、やや小型傾向。石狩山地東側に接しているためか傾向が似ている。 尾毛(尾肢)の節数は8〜9節。 ※ 尾毛(尾肢)基部の亜分節を1節として数える説もあるが、ここでは2節として扱っております。
体長は18〜20mm。やや小型傾向で北見山地産と似ている。 尾毛(尾肢)の節数は8〜9節。 ※ 尾毛(尾肢)基部の亜分節を1節として数える説もあるが、ここでは2節として扱っております。
体長は18〜22mmであるが、大部分は19〜20mmで全体的にばらつきは少ない。 尾毛(尾肢)の節数は9節。 ※ 尾毛(尾肢)基部の亜分節を1節として数える説もあるが、ここでは2節として扱っております。 雌の産卵器(産卵管)が他産地より長い傾向にあるのが最大の特徴。
体長は23〜25mmと大型。約20mmの産地もある。 尾毛(尾肢)の節数は9節。 ※ 尾毛(尾肢)基部の亜分節を1節として数える説もあるが、ここでは2節として扱っております。 <産地別の体長比較> 左から日高山脈、夕張山地、石狩山地 |
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