北海道生物図鑑 管理人が自然探索の際に出会った北海道の生き物の生態写真を図鑑的な写真集としてまとめております。 |
Rhododendron camtschaticum ツツジ科 |
||||||||||||||||||||||||||||||||||||
<特徴・生態> 高山の岩礫地や草原に生息する高山植物。 高山帯の風当たりの強い過酷な環境に適応するため、見た目は草のようだが樹木(落葉小低木)でツツジの仲間である。 幹は地面を這い、分岐する。 葉は倒卵形で3cm前後で、縁には長い毛がある。 枝先に直径3〜4cmほどの紅紫色の花を1〜3個咲かせ、開花時期は7〜8月。 北海道で最初に採集されたことが、和名の由来となっている。 厳しい環境に適応するため全体的に草のように低くなったが、全高と比較して花の割合はかなり大きい。 花は適応対象外なのか?環境に適応する以前に重要な理由があるのかもしれない。 花を見ると、初見の人でもツツジの仲間と認識できるが、開花時期ではなかったら知らずに通り過ぎたかもしれない。 撮影日:2010/7/11 撮影場所:上川町 |